ものづくり補助金の2つの類型

ものづくり補助金の2つの類型

実際の申請にあたっては、補助対象事業をさらに細分化した3つの類型から最適なものを選んで申請することになります。
類型ごとに、補助の上限金額や補助対象となる経費などが異なります。
違いをよく理解したうえで、自社の事業計画に最適な類型を選び、申請しましょう。

A.一般型

新製品・新サービス開発・生産プロセスの改善に必要な設備投資及び試作開発を支援。

補助上限額1000万円で、補助率は中小企業が総事業費の2分の1、小規模企業は3分の2となっています。

B.グローバル展開型

海外事業(海外拠点での活動を含む)の拡大・強化等を目的とした設備投資等の場合、補助上限額を引上げ。

補助上限額3000万円で、補助率は中小企業が総事業費の2分の1、小規模企業は3分の2となっています。

3つの特別枠

上記の「A:一般型」の申請区分には、10次公募より下記の3つの特別枠が新設されました。

  • 業況が厳しいなかで賃上げ・雇用拡大に取り組む事業者への対応として「回復型賃上げ・雇用拡大枠
  • デジタル分野への取組を推進する「デジタル枠
  • SDGs等の環境に配慮したグリーン成長を促す「グリーン枠

これらの特別枠では、要件を満たす場合には通常の申請枠よりも優遇された支援を受ける事が可能です。具体的には、補助率が2/3への引き上げなどのメリットがあります。詳細はこちらのページ(ものづくり補助金10次公募要領が公開されました!締切は5月11日です)をご確認ください。

なお、9次公募までにあった、物理的な対人接触を減じる施策やウィズコロナ、ポストコロナに対応したビジネスモデルへの転換を対象とした「低感染リスク型ビジネス枠」は、先述のデジタル枠の新設に伴い終了となりました。