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御社の魅力を映像で配信する、それを支援する目的の補助金です。

もっとお客様に自社を知ってほしい事業者様へ

本日ご紹介する補助金は、「映像を用いて自社をブランディングしたい事業者様のための補助金」です。

この補助金、最近、引き合いが多いです。

 

上のマーカー部を読んで、自分には関係ないと思われた方もいらっしゃると思います。が、もしかしたらそれは「映像を用いて」という文言に対しての反応ではないでしょうか。

「自社をブランディングしたい事業者様」なら自分にも当てはまる、という方は多いと思います。ただし、「映像を用いて」という所がピンと来ない・・・。

もしそのパターンであるなら、今回の記事は参考にしていただけるかもしれません。

 

今回ご紹介する補助金は「J-LOD⑤(ジェイロッド・ファイブ)」と呼びます。

「J-LOD⑤特設サイト」へのリンク
※読み応えたっぷり!お時間あるときにどうぞ!
https://j-lod5.jp/

 

J-LOD⑤は「ストーリー性のある映像制作・発信を行う事業」に対する補助金です。

当サイトでは以前、この補助金に関する解説記事を2本公開しました。

今回の記事をお読みいただく前に、ぜひそちらもご覧下さい。

 

なお下記の情報は全て補助金事務局が運営する「J-LOD⑤特設サイト」で確認できます。

とはいえ情報が充実し過ぎているため、忙しくて特設サイトを読み込む時間がない方や、手軽に全体像を掴みたい方は、ぜひ以下の記事にてサクっと概要をご確認下さい。

 

J-LOD⑤とはどんな補助金か

タイトル:自社をブランディングする目的で映像を制作・配信するための補助金J-LOD⑤をご存じですか?
https://hksllc.co.jp/2021/03/24/j-lod5-2020/

 

・企業による映像を活用したブランディングの取り組みと、コンテンツ産業のすそ野拡大の両面を目的とした施策

・映像にストーリー性があり、企業姿勢や理念に結びついている必要がある

・テレビCMはNG、デジタル配信を行う映像の制作である必要がある

・補助金の上限は1社につき1,000万円で、補助率は対象経費の1/2

 

J-LOD⑤の審査基準を徹底解説

タイトル:映像で自社をブランディングする為の補助金が公募開始 ~審査基準を徹底解説!~
https://hksllc.co.jp/2021/05/06/j-lod5/

 

・映像制作、配信、効果測定までの一連の取り組みに対し補助金で支援する事業

・制作した映像を配信し、効果の測定までを行う必要がある

・申請の締切は9月末までの毎月月末、もし今月間に合わなくても来月申請できるのは便利

・「映像制作(ブランディング)」と「映像配信・効果測定(メディアプラン)」は、プロである映像制作会社や広告代理店等に外注することを検討された方が良さそう

・CMの匂いを出さず、エンタメ性で視聴者を集め、視聴者の感情を動かすことによって「良いイメージ」を拡散するためにも、「ストーリー性のある映像」でなければならない

 

いかがでしょうか。

御社が、お客様に自社を知ってもらい、ファンになってもらうための「ストーリー性のある映像」を作るならどのような映像にしたいか、想像が膨らみ始めたのではないでしょうか。

もし「全く想像がつかない」場合でも、プロの映像制作者が御社をインタビューしたあとに、どのような映像の企画書、絵コンテを提案してくれるのか、楽しみになりませんか?

 

今回も、そんな御社を支援する補助金「J-LOD⑤」のお話です。

過去2回の記事では、「補助金の概要」と「審査基準」を解説・確認してきたので、今回はより具体的な「申請にあたって知っておきたいポイント」をいくつか挙げたいと思います。

ここから今回の記事

 

gBizIDプライムアカウントが必要

申請にはgBizIDプライムアカウント(ID・パスワード等)が必要です。

gBizIDプライムアカウントをお持ちでない場合は「jGrants」ホームページ をご確認のうえ、gBizIDを取得ください。

*gBizIDプライムアカウントIDの発行には、2週間程かかる予定です。早めの申請手続をお願いいたします。

 

【参考記事】

補助金申請にgBizID(GビズID)を取得しましょう!
https://hksllc.co.jp/2022/02/26/gbizidnosyutoku/

gBizIDとgBizIDプライムの違い
https://hksllc.co.jp/2020/03/04/gbizidとgbizidプライムの違い/

 

申請はjGrantsを利用して行う

申請はデジタル庁が運営する補助金の電子申請システムjGrantsを利用して行います。

※詳しい応募の手順がマニュアルで公開されています。是非ご利用ください。
https://www.vipo.or.jp/u/J-LODr3_manual.pdf

 

絵コンテと企画書が必要

この補助金の大きな特徴ですが、申請時の添付書類として「絵コンテ」と「企画書」が必要です。

どちらも、映像の制作と配信の設計図と言えるような書類です。

補助金事務局が、ストーリー性のあるブランデッドコンテンツであるかどうかを審査するため、提出が必須とされています。

 

「絵コンテ」については、絵の上手さが重要ではなく、映像の内容やストーリーが分かることが大切です。

「企画書」については企画内容やスケジュール等の計画が分かれば問題なしとされています。

なお「絵コンテって何?」という方は、「絵コンテ CM」で検索してみて下さい。

 

当社では、絵コンテと企画書に関しては、実際に映像制作を委託する広告制作会社もしくは映像制作会社に作成いただくことを強くお勧めしております。

どちらの会社も心当たりがないという事業者様に対して、当社がご紹介することも可能です。

 

コーディネーターとの連携とは

ブランデッドコンテンツを制作する際には、事業者様が抱える経営課題やステークホルダーの整理をした上で、ブランディングの戦略立案が必要となります。

また、完成した映像を効果的に発信するためのメディアプランの立案も求められます。

これらをサポートするのがコーディネーターです。

 

当社「補助金活用支援会合同会社」は、経営支援機関に該当します。事業者様の補助金申請全体をサポートするとともに、事業内容や映像を用いたブランディング戦略の立案をご支援します。

一方で、映像の企画(監督やカメラマンなどの体制構築を含む)や制作(キャスト選定、撮影、編集等)、制作した映像を配信するためのメディアプランの立案などは、私たちは行いません。

この部分は、コンテンツのメディア関連企業である映像制作会社や広告代理店等をコーディネーターとし、プロによる企画・制作・配信の体制をアピールすることで補助金の採択率を高めることが期待できます。

よって、当社では企画書と絵コンテとメディアプランニングは映像のプロにお任せすることを勧めさせていただいています。

 

動画配信に係る出稿費とは

・YouTubeやSNSでの動画広告費
・インフルエンサーのチャンネル、SNSからの発信費用
・プレスリリース費用

などが該当するとされています。

なお、静止画によるディスプレイ広告やSNS広告、YouTubeディスカバリー広告、プレスリリースの場合、その広告やリリースから動画視聴先に飛ぶなど、動画視聴ができるようになっているものに限る、とされています(これは納得ですね)。

また、テレビCMはNG!という大原則があるため、「テレビ番組をそのままインターネットを介して提供されるサービス」への動画広告費に関しては、テレビCMに準ずるものとなり、補助対象外とされています。

各局のビデオ・オンデマンドサービスやTVerなどが該当しそうです。

 

効果測定に関して指標の指定はあるのか

効果測定に関して、指標の指定などはあるのでしょうか。それとも、申請者が各々で設定してもよいのでしょうか。

この点に関しては「動画を制作・発信する目的についての、達成度合いを測定するための指標については、各案件により異なるだろうから、動画制作の目的、成し遂げたい内容により、指標を設定ください」とされています。

つまり「企果測定に関する指標の指定はなし」ということです。

 

例えば採択事例として取り上げられていた案件では、「YouTubeで20万回視聴」を指標として掲げているものがありました。

視聴回数20万回と聞くと、かなりハードルが高いように感じますが、一体どういった映像作品がそれを実現したのでしょうか。

 

J-LOD⑤:採択事例<1>

事業者:学校法人近畿大学 通信教育部

通信教育のイメージを「ぶっ壊す。」3 つの物語
「フレーフレー食堂」

視聴回数:291,023 回視聴

 

(出所:J-LOD⑤特設サイト)

舞台は大阪の路地裏にある「フレーフレー食堂」。

頑張っている人を見ると応援せずにいられない大将と、エールを求めて店を訪れる人々の交流を描いている。

動画はオムニバス形式で進み、芸人のタクマ、会社員のマリコ、母娘で食堂に通う母親のユキが登場。

立場の異なる登場人物がそれぞれの思いを胸に、近畿大学の通信教育での学びへ一歩を踏み出していく内容だ。

 

完成後はYouTube 上で公開し、入学検討者向け説明会での上映をはじめ大学案内にも活用。

リカレント教育や生涯学習への関心の高まりと相まって、昨年比で通信教育部の資料請求数は15%、申込数も20%ほど増えたそうです。

 

(出所:J-LOD⑤特設サイト 令和2年度 採択事業者紹介/インタビュー)

 

いかがでしょうか。

よければもう一作品ご紹介させて下さい。

 

J-LOD⑤:採択事例<2>

事業者:株式会社ミックウェア

神話伝承アプリとインナーツーリズムの体験価値を実写の力で表現
「ぼくとおじさんの小旅行」

視聴回数:973,676回視聴

 

(出所:J-LOD⑤特設サイト)

動画の主人公は、学校をサボりがちな少年。

ある日「突然だけど旅に出よう」と伯父に連れられ、家から片道1 時間の愛知県犬山市に小旅行に行くことに。

青塚古墳や大縣神社の「むすひ池」を巡る2人。

少年は、実は身近な場所にも不思議な神話や伝承があることを知り、外の世界への興味を徐々に膨らませていくのだった──。

ミックウェアは、「お出かけを『便利に』『楽しく』『安全に』」をビジョンに掲げる車載ソフトウェアを取り扱う企業だ。

現在新事業として神話伝承アプリ「たまむすび」のようなBtoC 向けのサービス開発を進めている。

 

完成した動画は、YouTube 上で公開。

広告も出稿し約97万回(4月時点)再生されている。

「公開後、リサーチ会社に依頼して動画を視聴した人にアンケートに答えてもらいました。

すると、『旅に出たくなった』『内容に親しみが持てた』といった好意的な意見が挙がり、視聴回数も想定以上に多く驚いています」と振り返る。

 

(出所:J-LOD⑤特設サイト 令和2年度 採択事業者紹介/インタビュー)

 

どちらの作品も「商品・サービスそのもののPR映像」とはなっておらず、ストーリー性のあるブランデッドコンテンツとして制作されていることが分かったと思います。

ただし、とはいえ、近代マグロが出てきたりアプリのことが語られたり、PRの要素もなくはない。

つまり、このぐらいのボリューム・塩梅であればPR要素を持たせてもOK!ということが分かります。

 

なお、上記の2作品は、J-LOD⑤特設サイトの「ブランデッドコンテンツとは」というページに、セミナー動画が公開されています。

補助金申請の経緯や活用方法、公開後の反響など これから申請を検討する企業に向けてのアドバイスが満載の動画です。ぜひご覧下さい。

 

「J-LOD(5)採択企業による、ブランデッドコンテンツ制作の経緯と活用から得た気づきとは」

(出所:J-LOD⑤特設サイト)

 

その他の採択事例

その他の採択事例(映像)は以下でご覧いただけます。

ぜひ参考にして下さい。

https://j-lod5.jp/case.php

 

まとめ

今回は、いざ申請しよう!となった際に気になる内容を記事にまとめました。

映像を制作・配信して自社を知ってもらい、ファンを増やし、売上拡大につなげる。

もちろん映像配信に「営業時間」はなく、24時間・365日間、世界中のどこかにいる「御社の潜在顧客」へ繋がることが可能です。

 

しかも、それが単なる商品PRではなく、ストーリ性のあるブランデットコンテンツであり、共感を集めることを目的に企画、制作され、配信プランを検討された映像です。

これはまさに「潜在顧客に、最も理想的な形で出会うための補助金」と言えるのではないでしょうか。

 

さらに、補助率1/2、補助金上限1,000万円(事業総額の上限2,000万円)という点でもかなり魅力的な補助金です。

 

もし本記事で興味を持たれた事業者様は、お気軽に当社にご連絡下さい。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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