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円安をチャンスに輸出を始めませんか?「新規輸出1万者支援プログラム」のご紹介

今回は、現在応募期間中の「ものづくり補助金18次」の加点項目となっている「新規輸出1万者支援プログラム」についてご紹介します。

今回お伝えしたいポイント1. 「新規輸出1万者支援プログラム」とはどんな制度か  

2.どのような支援を受けられるのか

3.登録方法と登録後の流れについて

 ここ数年の間に急速に進んだ円安は、原材料価格やエネルギー価格の高騰など企業経営に深刻な影響を与えています。これは同時に輸出を目指す企業にとって格好の機会とも言えます。とは言っても、「輸出に挑戦したいけれど、何から手をつければよいかわからない」という事業者様もいらっしゃるのではないでしょうか。このような状況を受け、2022年12月に「新規輸出1万者支援プログラム」が発足しました。このプログラムは、経済産業省・中小企業庁・ジェトロ(日本貿易振興機構)及び中小機構(中小企業基盤整備機構)が連携し、全国の商工会、商工会議所とも協力しながら、「輸出に初めて挑戦する事業者」や「輸出を拡大したい事業者」を、事業計画の策定や商品開発から販路開拓まで支援することを目的としています。
 

「新規輸出1万者支援プログラム」とはどんな制度か

 「新規輸出1万者支援プログラム」では、経済産業省、中小企業庁、ジェトロ、中小機構が共同で、事業者様の輸出活動をサポートしています。プログラムの主な特徴は、ジェトロが提供するポータルサイトを通じてワンストップ登録が可能な点と、個別カウンセリングで事業者様ごとに最適な支援策が提案できる点です。これにより、様々な支援策の中から自社に合った支援を受けることができます。

 

 

どのような支援を受けられるのか

「はじめての輸出」という事業者の方も個別カウンセリングを受けることで、検討段階から実施段階までの事業者様のフェーズにあわせた支援を受けることができます。

※主な支援内容
①検討段階:専門家による無料相談
輸出を考えている事業者様向けには、専門家が輸出可能性に関するアドバイスを提供し、輸出に向けた課題を抽出し、課題解決のための提案を行います。輸出の検討段階から、事業計画書の策定支援も行います。

②資金調達段階:海外向けの商品開発・改良、ブランディング、プロモーションの費用を補助
輸出に向けた経営計画に基づき、生産設備導入費用や、売り込みにかかる費用、越境ECサイト構築費用などに使える補助金の活用を提案します。

③実施段階:ビジネスマッチングの機会の提供
海外ECサイトへの出展や、輸出商社とのマッチング、海外見本市・展示会・商談会への出展支援など、各国・地域に精通した専門家による伴走支援を行います。

登録はポータルサイトから

「新規輸出1万者支援プログラム」への登録は、ジェトロウェブサイトの専用ポータルから行います。対象は輸出を検討中もしくは輸出を拡大したい中堅・中小企業となっています。
ポータルサイトで利用登録を行うと、ジェトロより連絡が来ますので電話もしくはオンライン面談で、詳細な輸出希望を確認するためのカウンセリングを受けていただきます。その後、具体的な支援の紹介を受けることができます。

【出典】ジェトロ「新規輸出1万者支援プログラム」ポータルサイト
「新規輸出1万者支援プログラム」ポータルサイトはコチラ

さいごに

 今回は「新規輸出1万者支援プログラム」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。「新規輸出1万者支援プログラム」は、ものづくり補助金18次の加点項目となっています。輸出を伴う事業計画を予定している事業者様はこのプログラムに登録することで、加点を得られるだけでなく、輸出に関わる様々な支援を受けることができますので、この機会に検討されてみてはいかがでしょうか。

なお、HKSではものづくり補助金において、多くの支援実績がございますので、よろしければご相談下さい!

今回は以上となります。最後までお読みいただきありがとうございました。

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