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省力化補助金アップデート 一部カテゴリーで「置き換え」が可能に
今回は、「中小企業省力化投資補助金」についてご紹介します。
過去に以下のブログで概要や募集スケジュールの変更等をお伝えしておりますが、対象範囲の拡大についての新しい情報が公開されたため、本記事にて最新の情報をご説明します。
中小企業省力化投資補助金ポータルサイトのリンクはこちら
今回お伝えしたいポイント1. 省力化補助金についての振り返り
2.省力化補助金の対象範囲拡大「置き換え」について
3.留意点及び具体的な申請方法
省力化補助金とは
本補助金は、中小企業の人手不足解消を目的とし、本補助金用に登録された製品一覧(製品カタログ)から「省力化製品」を選択、導入いただくものとなっています。対象事業者、補助金額、対象経費については、以下に簡単に記載しておきます。(詳細は過去ブログを参照ください)
- 対象事業者 : 中小企業等(個人事業主を含む)で人手不足であること
- 補助金額 : 200万円~1000万円(対象経費の1/2まで。賃上げ要件を満たせば1.5倍まで)
- 対象経費 :(1)製品本体価格、(2)導入に要する費用(導入経費)
中小機構省力化補助金チラシはこちら
新たに範囲拡大となった『置き換え』とは
事務局の最新発表により、補助対象外だった「製品の置き換え」について、一部機能・性能を有している省力化製品については、交付申請が可能となりました。
従来は、すでに製品カタログに掲載されているような省力化製品を保有している場合には、本補助金は使用できなかったのですが、省力化機能が1つ以上追加された製品への置き換えであれば補助金活用が可能となり利用できる条件が緩和されたということです。
置き換えが可能な製品カテゴリは、現時点では、「券売機」及び「スチームコンベクションオーブン」のみですが、今後、置き換え可能な製品カテゴリは追加していく予定と発表されており、様々な製品が対象となっていくと予想されます。
(出所:中小企業省力化投資補助金HP)
具体的な事例及び留意点
製品カタログを見てみると、以前はなかった「置き換えが可能な機能・性能」欄が追加されており、現在保有している製品の当該機能がない場合に、その機能を有する製品をカタログから選び導入することで省人化効果を出せる場合に、置き換えによる申請が可能となります。
具体的な事例として「券売機」の置き換えが可能な機能・性能の例を挙げれば、
- 多言語対応機能
- キャッシュレス決済機能
- 厨房との連携機能(モニター連携機能・キッチンプリンタ等)
があり、現在お持ちの「券売機」にこれらの機能がない場合には、機能を1つでも追加できる券売機への置き換えを、製品カタログから選定して申請できるということです。
(出所:省力化補助金HP 申請における留意事項PDFより)
留意点としては、以下3点があり、置き換え導入には一定の条件があることに注意してください。(詳細は上記リンクをご確認ください)
- 省力化補助金HPの製品カタログの中から「置き換えが可能な機能・性能」がある製品を選定する
- 置き換えによる追加機能によって省力化効果が出せることを事業計画書で説明する
- 製品カタログからリンクされている販売事業者と共同して申請、購入する
さいごに
今回は「省力化補助金の適用範囲拡大『置き換え』」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
製品カタログを見るとすべての掲載製品に「置き換えが可能な機能・性能」欄が追加されていました。そのため、今後は多くのカテゴリーで置き換え対象製品が増えてくることとなると予想されます。
この補助金は、2026年9月末まで実施されることとなっており、多くの事業者様にとって利用可能性のあるものだと考えますので、ぜひ今後の対象範囲拡大に注視いただければと思います。
HKSでは常に補助金に関する最新情報を入手しており、補助金の活用方法から採択後のフォローまでサポートいたします。補助金活用はぜひHKSまでご相談ください。
今回は以上となります。最後までお読みいただきありがとうございました。
補助金活用支援会(HKS)パートナー、中小企業診断士
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