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直近(5月~7月)の公募締切補助金をご紹介

2025年5月~7月公募締切の補助金をご紹介

こんにちは。ブログ担当の夫馬です。
今週は2025年5月4日現在申請が可能な、中小企業等の皆様が活用できる補助金について経済産業省中小企業庁が主管する主な補助金(経産省系補助金)を中心にご紹介したいと思います。
4月より新年度となり多くの補助金申請がスタートしております。自社で活用可能な補助金候補として、用途を含めご紹介させていただきます。
ではさっそく見ていきましょう!

今回お伝えしたいポイント1. 申請可能な経産省系補助金一覧

2.補助対象者

3.各補助金の活用方法と解説

4.注意点

5.まとめ

経産省系補助金一覧

 公募締切が近い順に以下の表にまとめてみました。締切順に並べてみると5/12~7/25までに7つの経済産業省系補助金が続いています。用途もIT導入や省力化設備導入、事業承継、大型投資による売上アップ、小規模事業者向け販売促進、新事業、新製品開発・システム開発まで、目的に合わせた幅広い公募があり、投資を伴った成長をお考えの事業者さまにとっては、好機となっています。

補助金名 補助金の対象 補助上限額/補助率 公募締切
IT導入補助金 業務効率化やDX推進のためのITツール導入の促進 最大450万円
補助率1/2~4/5
2025/5/12
中小企業省力化投資補助金
<一般型>
ロボットやIoT等の省力化設備導入の促進による人手不足解消 最大1億円
補助率1/2~2/3
2025/5/30
事業承継・M&A 補助金 事業承継やM&Aの促進による事業継続 最大950万円
補助率1/2~2/3
2025/6/ 6
中小企業成長加速化補助金 売上高100億円を目指す中小企業の大胆な設備投資を支援 最大5億円
補助率1/2
2025/6/ 9
小規模事業者持続化補助金 販路開拓や業務効率化の取り組みを支援 最大250万円
補助率2/3
2025/6/13
中小企業新事業進出補助金 新たな分野への事業拡大に必要な設備投資等を支援 最大9,000万円
補助率1/2
2025/7/10
ものづくり補助金 製品開発や生産プロセス改善等の設備投資を支援 最大1,250万円
補助率1/2~2/3
2025/7/25

補助対象者

今回取り上げた補助金の対象者は中小企業者/小規模企業者です。業種別に従業員数と資本金で以下表のように定義されています。

中小企業基本法:中小企業者/小規模企業者の定義

また、以下の補助金では一部対象が異なりますので補足しておきます。

  • 中小企業成長加速化補助金:​直近の売上高が10億円以上100億円未満の100億円宣言をした中小企業者
  • 小規模事業者持続化補助金:小規模企業者

各補助金の活用方法と解説

以下表に各補助金の申請方法の概要をまとめています。れぞれの補助金は、前述のように支援目的が明確で、申請すれば必ず交付されるものではなく、補助金目的に沿ったものであるかどうかを審査されることになります。申請方法のフォーマットや要件、加点項目など、細かく決まっており、詳しくはそれぞれの公募要領をご確認ください。

また当ブログでも、各補助金についての解説も併記しておりますので、そちらも併せてご覧ください。

補助金名(公募要領DLページ) 活用方法 HKSブログ解説
IT導入補助金 公式HPからITツールを検索し、導入支援事業者と共に申請 【最新!】IT導入補助金2025のポイントを解説します!
中小企業省力化投資補助金
<一般型>
オーダーメードの省力化設備・システムを導入することで人手不足を解消し、生産性向上/賃上げを行う3~5年の事業計画を策定し申請 オーダーメイド設備で実現する生産性向上: 中小企業省力化投資補助金(一般型)の魅力をご紹介します。
事業承継・M&A 補助金 事業の全部または一部を購入/売却、承継する際に発生する費用について類型とそれに基づく申請書を作成して申請。申請枠が多岐にわたり複雑なため確認が必要 【徹底解説】事業承継・引継ぎ補助金を活用できる事業者の全6パターン
新社長の挑戦を後押し!事業承継・引継ぎ補助金「経営革新枠」 獲得への2ステップとは
中小企業成長加速化補助金 100億円宣言を作成し公開後、5年以内に100億円の売上を達成する1億以上の投資計画書を作成の上申請し、プレゼンテーションを行う。 【最大5億円の補助!】2025年度新設の中小企業成長加速化補助金について
中小企業成長加速化補助金の審査項目を解説 
小規模事業者持続化補助金 販路開拓や業務効率化の取り組みを行う事業計画書を作成し申請 【要点解説】<小規模事業者持続化補助金2024>第15回公募の変更点とは?
小規模事業者持続化補助金|電子申請システムを解説します!
中小企業新事業進出補助金 自社ではこれまでに取組を行っていない新事業への進出を行い、3~5年で売上比率10%以上達成や賃上げ等を行う事業計画を策定し申請 中小企業新事業進出補助金の概要と詳細
ものづくり補助金 革新的な新製品・新サービス開発の取り組みまたは海外事業を実施し、国内の生産性を高める取り組みを行うことで付加価値額/賃上げを行う3~5年の事業計画を策定し申請 初めてでも安心!「ものづくり補助金」第19次公募の重要ポイントと申請準備
「ものづくり補助金」電子申請入力項目からわかる事業計画書の書き方
ものづくり補助金 ソフトウェア等の申請で、適用外にならないようにする方法(注意)
ものづくり補助金の新たな加点項目!「成長加速マッチングサービス」をご紹介します。

注意点

ここ数年不正受給の問題が発生しており、大変問題となっております。中には「悪質な支援事業者」が、「抜け道」と称して提案してくるケースもあるようです。

公募要領は何十ページにもわたり、聞きなれない専門的な表現を伴った説明となっており、中小企業等の皆様からよくわからないというお声を多くお聞きしています。しかし、公募要領の理解は大変重要であり、不明点を残したままに申請をしてしまうと、意図せず不正受給となってしまうこともございます。不正受給は場合によっては大きなペナルティを課されることもあり、補助金を活用して事業拡大を目指すという事業戦略が台無しになってしまいます。

当ブログでも詳しく説明したブログ記事「補助金受給における不正行為は絶対NG! 不正行為の具体例とそのリスクを知る」も併せてご一読いただき、不正受給とならないようご注意くださいませ。

HKSでは不正受給防止についても啓蒙を行っており、最新の公募要領を常にチェックして安心してご相談いただける体制を取っております。

また、ご紹介した補助金の申請には「GBizID」が必要となっています。早めの取得をお勧めいたします。

さいごに

今回は「5月~7月公募締切の補助金」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

HKSでは常に補助金に関する最新情報を入手しており、様々な補助金の中から、事業者さまが活用できる補助金のご提案から採択後のフォローまでしっかりとサポートいたします。補助金活用はぜひHKSまでご相談ください。

今回は以上となります。最後までお読みいただきありがとうございました。

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