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中小規模事業所向け省エネ型換気・空調設備導入支援事業(東京都)のご紹介

支援事業概要

【中小規模事業所向け省エネ型換気・空調設備導入支援事業】とは、
東京都が換気の確保並びにエネルギー消費量及びCO2排出量の増加抑制を両立させるため、都内で中小規模事業所を所有、もしくは使用する中小企業者等に対し、高効率な換気設備と空調設備の導入に要する費用の一部を助成する制度で、令和3年7月7日より応募開始しました。

専用サイトHP→https://www.tokyo-co2down.jp/subsidy/vent

現在都内の温室効果ガス排出量の約90%は二酸化炭素であり、業務・産業部門の排出量が全体の半分近くを占めています。そのうちおよそ6割は都内に約 66 万存在する中小規模事業所からの排出です。中小規模事業所における省エネ・低炭素化を推進し、脱炭素社会に向けた CO2排出削減を図るため、この制度が開始されました。

助成額・想定規模等

助成額と本事業の想定規模は以下のとおりです。

助成額 助成対象経費の1/2(上限額1,000万円
想定規模 49.6億円(想定件数:1,000件程度)

上限額が1,000万円となっており、比較的大きな規模の補助金となっています。

助成対象設備

交付要綱第5条で定める換気設備の導入(新設、増設又は更新)又は高効率空調設備の更新が対象事業となります。対象設備は以下のとおりです。

設備区分 対象設備 要件詳細
(1)換気設備
(更新・増設・新設)
①高効率換気設備 比消費電力が0.4W/(㎥/h)以下
②熱交換型設備
(工場、私立学校等、一部事業所のみ対象)
・JIS B 8628に規定されるもの
・熱交換率が40%以上
③換気・空調一体型設備 下の(2)高効率空調設備の要件を満たす設備
(2)高効率空調設備
(更新のみ対象)
①電気式パッケージ型空調機 以下のa 又は b のいずれかの条件を満たす設備

a.導入推奨機器指定要綱
(※1)の指定基準を満たす

b.クレジット算定ガイドライン
(※2)の認定基準を満たす

②ガスヒートポンプ式空調機
③中央熱源式空調機 クレジット算定ガイドライン(※2)の認定基準を満たす
④ルームエアコン 統一省エネルギーラベル
(※3)が4つ星以上の設備
※1:導入推奨機器指定要綱:
都内の中小規模事業所における地球温暖化対策推進のための導入推奨機器指定要綱のこと
※2:クレジット算定ガイドライン:
総量削減義務と排出量取引制度における都内中小クレジット算定ガイドラインのこと
※3:統一省エネルギーラベル:
省エネ法で定めた省エネ性能の向上を促すための目標基準の達成度合いを製品本体などに表示するラベルのこと

導入推奨設備が公開されていますので、下記URLからご参照ください。
https://www.tokyo-co2down.jp/subsidy/vent-relation#vent01

助成対象経費

助成対象となる経費は以下のとおりです。

(出典:中小規模事業所向け省エネ型換気・空調設備導入支援事業HPより抜粋)

 

また助成対象外となる経費も明示されていますのでご確認ください。

(出典:中小規模事業所向け省エネ型換気・空調設備導入支援事業HPより抜粋)

スケジュール

申請受付期間:令和3年7月7日(水)から令和4年2月28日(月)まで

審査及び交付決定:随時
※令和3年4月1日から募集開始日の前日までに契約・発注した経費で、本事業の要件を全て満たすものについては、助成対象となります。

工事完了届の提出:令和4年11月30日まで

助成金の入金:令和5年3月31日まで

※工事完了の翌年度から3年間、毎年地球温暖化対策報告書等の実績を報告する必要があります。

まとめ

SDGs、ESG、脱炭素社会、カーボンニュートラル・・・最近の新聞やニュースでは「環境」に関するキーワードが多く取り上げられ、環境問題への関心は日に日に高まっています。本支援事業に取り組むことで、皆様の職場の勤務環境改善と同時に、環境問題に対する改善の一助につながります。

ご関心がありましたら、ぜひ下記URLで支援事業の内容をご確認ください。
https://www.tokyo-co2down.jp/subsidy/vent

最後までお読みいただきありがとうございました。

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