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補助金申請の基本ステップ その① ~スムーズな補助金申請をしましょう!~

補助金申請ってやること多くて複雑・・・

補助金を活用して新しい事業に取り組みたい!

補助金を元手に新しい設備を導入して事業を拡大させたい!

そう思ってネットで調べてみると、「事業計画書申請」「交付申請」「実績報告」など、色々やらなければいけない手続きを目にします。

当社HKSでは、国家資格である中小企業診断士かつ一定期間の研修を積んだコンサルタントが最大限手続きをご支援いたしますが、実際にご支援をしていると、自分でも補助金申請に関する一連の流れを理解したい、というお声を多く耳にします。

そういった皆様に、本記事では各種補助金に共通する「補助金申請の基本ステップ」をご説明していきたいと思います。

基本ステップをご理解いただき、事前の準備を進めていくことで、皆様の補助金申請の一助にお役立ていただければ幸いです。

補助金申請の基本ステップ

各種補助金に共通する大まかな基本ステップは以下のとおりです。
※補助金の種類によって、ステップは異なる場合があります。

12個の基本ステップのうち、事業者様が主体的に行う手続きは7つあります。

当ブログでは、これから2回に分けて、事業者様が主体的に行う手続きを中心に、1つずつ解説してまいります。

本記事では、まず「順序1_準備_補助金を選ぶ」~「順序5_事業計画書手続き_採択通知」までを解説します。

準備:補助金を選ぶ

【事業者様主体】

まず一番最初に行うことは、新事業や事業拡大に活用できそうな補助金はどれか?を選ぶことです。

例えば

●新規に設備を導入して、今までにない新しい製品や技術を活かして事業を拡大したい場合は「ものづくり補助金」
●新事業に挑戦し、事業の発展を行いたい場合は「事業再構築補助金」、、、等。

国が推進してほしい事業活動の支援として補助金制度があるため、活用目的が明確です。

そのため、事業者様が実施したい事業と適合する補助金を探すことは非常に重要です。

その一方で、補助金は種類がたくさんありますので、選ぶのも一苦労ですよね・・・

当社では活用できる補助金を探しやすい記事を書いておりますので、ぜひご覧ください。

また、当社に活用できそうな補助金をご相談いただくことも可能ですので、お困りの際は以下の無料相談お申し込みフォームよりお問い合わせください。

準備:公募

【補助金事務局主体】

公募とは、補助金事務局が補助金の申請を受け付ける(募集する)ことです。公募自体は複数回行われますが、公募期間は開始から締切までおよそ1ヶ月程度の場合が多いです。また公募開始の際に、「公募要領」と言われる書類が公表されます。この書類は、補助金の申請にあたり、守るべきルールや規則を記載しているものです。公募ごとに内容が更新される可能性があります。

当社のような専門コンサルタントにご依頼される場合は、公募要領を熟読される必要はございませんが、前述のとおり公募期間には締切がありますので、いつ補助金の申請を行いたいか?にはご注意ください。

準備:GビズID取得

【事業者様主体】

次に事業者様がすべきことは、GビズIDの取得です。

昨今では、主要な補助金は電子申請が主流になっています。その電子申請の際に必要となるのがGビズIDです。

GビズIDの取得には1,2週間程度かかる場合がありますので、補助金の活用を検討されるのと同時に、ぜひ早い段階で申請手続きを行ってください。

当社ではGビズID取得の方法を記事にまとめていますので、ぜひご覧ください。

ここまでが準備の段階です。事業者様で事前に進められる作業がありますので、ご確認ください。

事業計画書手続き:事業計画書作成・申請

【事業者様主体】

公募中の補助金に応募するためには、事業計画書を作成する必要があります。事業計画書は、事業者様が補助金を活用して新たに取り組む事業の内容を、詳しく・分かりやすく・多面的に記載する必要があります。

補助金の種類によって詳細な部分は異なりますが、共通して記載すべき内容は主に以下の点です。
・現状の事業について
・新たに取り組む事業のきっかけや内容
・自社の強み、弱み、機会、脅威の分析
・事業を行った結果について
さらに、補助金ごとに審査項目・加点項目が設けられており、新たに取り組む事業が審査項目・加点項目に適合する必要があります。
これらを文章だけでなく、表やグラフ・写真を用いて、分かりやすくまとめましょう。

さらに付随資料として提出すべき書類、審査の加点対象となる書類もあります。

当社HKSでは、事業者様と密に情報交換を行いながら、事業計画書作成や加点対象書類についてもご支援をいたします。

参考記事として、事業再構築補助金を例にとって、事業計画書に必要な内容を記事にしていますのでご覧ください。

また、ものづくり補助金の加点対象の一例として、事業継続力強化計画に関して記載しています。

小規模事業者持続化補助金を例にとり基礎審査と加点審査について記載しています。

事業計画書作成後、事業計画書や付随資料を提出しますが、電子申請で提出することが多くなってきています。

この時にGビズIDが必要となりますので、必ずGビズIDは早い段階で取得してください。

事業計画書手続き:採択通知

【補助金事務局主体】

提出書類が補助金の審査員によって審査され、補助金を活用して行うべき事業であると判断されると、補助金事務局から採択通知が届きます。

ここで重要なのは、

「採択通知が届いても、すぐに設備などを発注してはいけない」

「採択通知が届いても、すぐに補助金は受け取れない」

ということです。こちらについては後ほど別記事にて詳しく説明いたしますが、補助金はいつ受け取れるのか?については以下の記事をご参照ください。

参考記事として、事業再構築補助金の採択事例に関する記事がありますのでご確認ください。

また小規模事業者持続化補助金の不採択事例に関しての記事もございますのでご確認ください。

最後に

今回は、補助金申請に関して、【準備・事業計画書作成・提出・採択通知】までを説明いたしました。事前に事業者様で進めていただける内容は進めつつ、適合する補助金の相談や事業計画書作成・提出に関してお困りであれば、ぜひ当社にご一報ください。

次回は交付申請以降について説明いたします。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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  1. 2022年 10月 20日
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